32bitのiOS 9.3.5デバイスを脱獄できるPhoenix Jailbreakがリリース

以前、32bitデバイスのiOS 9.1から9.3.4を脱獄する「Home Depot」を紹介しましたが、iOS 9.3.5には対応していませんでした。
本日、Siguza氏とtihmstar氏らによって作成された「Phoenix Jailbreak」という32bit限定でiOS 9.3.5が脱獄できるツールがリリースされました。
「Phoenix Jailbreak」の対応デバイス
- iPhone 4s / iPhone 5 / iPhone 5c
- iPad 2 / iPad 3 / iPad 4
- iPad mini 1G
- iPod touch 5G
「Phoenix Jailbreak」を使った脱獄方法
Yalu102などと同様にCydia Impactorを使った方法になります。1.こちらから「Download」をクリックしてipaファイルをダウンロード
Phoenix.ipaというファイルがダウンロードされます。
2.対応デバイスとPCをUSBで接続
3.Cydia Impactorをダウンロードして起動
Link:Cydia Impactor
4.ipaファイルをCydia Impactorにドラッグ&ドロップ

5.Apple IDとパスワードを入力

以下の画面になったらOKをクリック

6.以上でPhoenixtのインストールが完了

7.設定→一般→デバイス管理からアプリを認証する

信頼をタップ
8.ホーム画面のPhœnixをタップして起動

9.Prepare For Jailbreakをタップ

10.Acceptをタップ

11.Dismissをタップ

12.Proceed With Jailbreakをタップ

13.Begin Installationをタップ

14.Use Provided Offsetsをタップ

15.あとは自動的に処理が実行されます。
16.脱獄が完了するとRespringされCydiaがホーム画面に表示されます。

17.無事iPhone 4s iOS 9.3.5で脱獄が成功しました。

再起動後の処理
1.Phœnixを起動して、Kickstart Jailbreakをタップ
2.Use Provided Offsetsをタップして脱獄を有効にします。

まとめ
iPhone 4s / iPad 2 / iPad 3 / iPad mini 1G / iPod touch 5Gの最終バージョンがiOS 9.3.5のため、それらのデバイスではいつでも脱獄できるようになっています。(Appleが対応しない場合)
iPhone 5 / 5c、iPad 4については、iOS 10をサポートしているため注意してください。
また、「Home Depot」や「Yalu」などと同様にアプリ形式で行うSemi-untetherのため、7日間で署名が切れます(Phœnixアプリが起動しなくなる)。
その都度Cydia Impactorで再インストールしないといけないため、実用的ではありません。
Good morning.
— tihmstar (@tihmstar) 2017年8月7日
Just got up.
I’ve seen there are some issues with firmware.sh and sed, i’ll take a look at this, this evening :)
Phoenix2.ipaで修正されました。
ただし、tfp0が有効なため「Odysseus」などでダウングレードすることができるのはいいですね。
ディスカッション
コメント一覧
もしCoolBooterについて書かれるようでしたら、1度試してみたいので楽しみにしてます〜。
気が向いたらということで、よろしくお願いします。
当方、iPad2でiOS9.3.5なのですが自動再署名が可能なツールをご存じありませんでしょうか?
iPhone6sを所持しているので、それと同様にExtenderを入れてみたのですがおそらく64bit用に作成?されているようで32bitであるiPad2では起動できず…
もし情報等がありましたらご返信頂けると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします。
Cydia Extenderが64bitのみの対応のため、現状では手動で再署名する方法しか無い状態です。
やはりそうでしたかー。待つしかないですね。
情報ありがとうございました。
今後とも愛読させて頂きます。