32bitデバイスのiOS 9.1-9.3.4の脱獄をUntetherにする「UntetherHomeDepot」

      2017/08/25


先日、32bitのiOS 9.3.5デバイスを脱獄できるPhoenix Jailbreakをリリースしたthimstar氏ですが、今回はiPhone 4s iOS 9.3.4をUntethered Jailbreakできる「UntetherHomeDepot」というツールを自身のRepoで公開しました。

実際に試してみましたので、紹介いたします。

UntetherHomeDepotの概要


32bitデバイスのiOS 9.1から9.3.4を脱獄する「Home Depot」

以前紹介した「Home Depot」を用いて脱獄したデバイス(iPhone/iPad/iPod touch)を再起動後も脱獄状態にするものとなっております。
  • iPhone 4s
  • iPhone 5
  • iPhone 5c
  • iPad 2
  • iPad 3
  • iPad mini 1G
  • iPod touch 5G
これらのiOS 9.1から9.3.4までが「Home Depot」で脱獄することができます。

現在のところベータ版扱いとなっており、デフォルトでサポートしているのはiPhone 4sのiOS 9.3.4のみとしています。

iOS 9.3.5で修正された「Pegasus exploit」を利用してJavascriptで実行しているとのこと。


UntetherHomeDepotのインストール


http://repo.tihmstar.net/


こちらのリポジトリを追加して、システムセクションにある「UntetherHomeDepot」をインストールすることで完了です。

既知の問題
  • ブートループになる可能性があります。
  • デバイスがしばらくすると画面が暗くなり、ハードリセット(電源ボタンとホームボタンの長押し)をしないと復帰しなくなります。
  • 再起動後、OpenSSHが無効になります。(再インストールすることで利用できます)
まだ試してみて時間が経っていないので、ブートループになったことはありませんが、もしなった場合、/var/logs/untetherhomedepotLoopProtection.txtにブート回数が記録され、10回になると通常起動するようになっているとのことです。

また、デフォルトではログを記録していないのですが、以下のコマンドでログを記録することができるようです。

touch /var/logs/untetherhomedepot.log && chmod +w /var/logs/untetherhomedepot.log

こちらはデバッグ用なのでユーザーは気にしなくても大丈夫です。

iPhone 4s iOS 9.3.4以外で利用したい場合


「/untether/offsets.json」を編集します。

"Darwin Kernel Version"の部分は"uname -a"コマンドで取得できます。

"MarijuanARM"となっている部分は"RELEASE_ARM"とするようです。

その下にあるoffsetsは以下のサイトから上から順番に書き換えます。

http://wall.supplies/offsets/

あとは上書き保存します。

"Darwin Kernel Version 15.6.0: Mon Jun 20 20:10:21 PDT 2016; root:xnu-3248.60.9~1/RELEASE_ARM_S5L8950X":
   ["0x31f13c",
    "0x3219fc",
    "0x1eeac",
    "0xdea48",
    "0x40b428",
    "0xcb7dc",
    "0xdea4a",
    "0xcb508",
    "0x45d978",
    "0x3fe454",
    "0xcb560",
    "0x45f2c8",
    "0xa4"]

追加後、以下のコマンドを実行してください。

/usr/libexec/rtbuddyd /untether/expl.js


stage 1でfailedとなるとブートループになるようです。

まとめ


これでiPhone 5c iOS 9.3.3が再起動後も脱獄状態になったのですが、しばらく放置すると画面が暗くなり、ハードリセットしないと復帰しなくなりました。

また、「UntetherHomeDepot」をインストールするには「gsc.armv6」が必要なのですが/var/lib/dpkg/statusに記述されておらず、最初はインストールできませんでしたが以下のコマンドで取得できました。

cd /usr/libexec/cydia
/bin/sed -i -e 's/ sed -re/ \/bin\/sed -re/g' firmware.sh
./firmware.sh


もし今現在iOS 9.0.2などで脱獄されている場合、安定性を考えると様子見といったところです。

しかし、最後のUntethered Jailbreakから約2年、いろいろと考えさせられるものがあります。今後のアップデートで安定していってくれることを願っています。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でWillFeelTipsをフォローしよう!


  関連記事

Spotlight No Suggest - iOS 10のスポットライト検索履歴を非表示にするTweak

iOS 10のSpotlightから何かを検索すると検索候補として履歴が残ります ...

iOS 8.0–iOS 8.1 脱獄ツール『Pangu8 v1.1.0』リリース!使用方法まとめ!

先週リリースされたiOS 8.0–iOS 8.1 Jailbreakツール「Pa ...

PowerSelector (Flipswitch) - コントロールセンターから電源OFFやセーフモードなどを実行するTweak

CCTogglesなどのFlipSwitchに対応したTweakを利用して、コン ...

NoSuggest - iPhoneの文字入力 変換候補を空白にする脱獄Tweak

iPhoneで文字入力後、次候補として表示される文字列を空白にする脱獄Tweak ...

iPhoneのシャッター音を切り替えできる iOS5対応 『SSPatcher iOS 5』

日本とカンボジアのみ、iPhoneのサイレントスイッチの位置を問わず、カメラのシ ...

 - Jailbreak