32bitのiOS 9.3.5デバイスを脱獄できるPhoenix Jailbreakがリリース

2017/08/07 18:31


以前、32bitデバイスのiOS 9.1から9.3.4を脱獄する「Home Depot」を紹介しましたが、iOS 9.3.5には対応していませんでした。

本日、Siguza氏とtihmstar氏らによって作成された「Phoenix Jailbreak」という32bit限定でiOS 9.3.5が脱獄できるツールがリリースされました。

「Phoenix Jailbreak」の対応デバイス

  • iPhone 4s / iPhone 5 / iPhone 5c
  • iPad 2 / iPad 3 / iPad 4
  • iPad mini 1G
  • iPod touch 5G

「Phoenix Jailbreak」を使った脱獄方法

Yalu102などと同様にCydia Impactorを使った方法になります。


1.こちらから「Download」をクリックしてipaファイルをダウンロード

Phoenix.ipaというファイルがダウンロードされます。

2.対応デバイスとPCをUSBで接続

3.Cydia Impactorをダウンロードして起動

Link:Cydia Impactor

4.ipaファイルをCydia Impactorにドラッグ&ドロップ



5.Apple IDとパスワードを入力



以下の画面になったらOKをクリック



6.以上でPhoenixtのインストールが完了



7.設定→一般→デバイス管理からアプリを認証する



信頼をタップ

8.ホーム画面のPhœnixをタップして起動



9.Prepare For Jailbreakをタップ



10.Acceptをタップ



11.Dismissをタップ



12.Proceed With Jailbreakをタップ



13.Begin Installationをタップ



14.Use Provided Offsetsをタップ



15.あとは自動的に処理が実行されます。

16.脱獄が完了するとRespringされCydiaがホーム画面に表示されます。



17.無事iPhone 4s iOS 9.3.5で脱獄が成功しました。



再起動後の処理

1.Phœnixを起動して、Kickstart Jailbreakをタップ



2.Use Provided Offsetsをタップして脱獄を有効にします。



まとめ

iPhone 4s / iPad 2 / iPad 3 / iPad mini 1G / iPod touch 5Gの最終バージョンがiOS 9.3.5のため、それらのデバイスではいつでも脱獄できるようになっています。

(Appleが対応しない場合)

iPhone 5 / 5c、iPad 4については、iOS 10をサポートしているため注意してください。

また、「Home Depot」や「Yalu」などと同様にアプリ形式で行うSemi-untetherのため、7日間で署名が切れます(Phœnixアプリが起動しなくなる)。

その都度Cydia Impactorで再インストールしないといけないため、実用的ではありません。


また、現バージョンでは「firmware.sh」と「sed」に問題があるため、一部の脱獄Tweakで正常に動作しないものもあるので注意してください。

Phoenix2.ipaで修正されました。

ただし、tfp0が有効なため「Odysseus」などでダウングレードすることができるのはいいですね。