RegionChanger – iPhoneのシステムリージョンを変更してマナーモードでカメラ音などを無効にするアプリ
RegionChanger(リージョンチェンジャー)というiOS / iPadOSのデバイスのシステム地域を変更することができる脱獄用ユーティリティアプリを作成したので紹介いたします。
Contents
RegionChangerの互換性
iOS 15からiOS 16のpalera1nとXinaA15で確認しました。現在のところJailbreakが必要です。
RegionChangerの機能
RegionChangerはデバイスのシステム地域を変更することができるユーティリティアプリです。インストールするとデバイスのホーム画面にアプリが表示されます。
日本や韓国などの地域で販売されたiPhoneなどは、サイレントモード(マナーモード)にしていても、カメラやスクリーンショットのシャッター音が大きく鳴ります。
それを無効化することができます。
以前、SSPatcherというものを作成しましたが、iOS 16以降で利用できないため作成しました。
RegionChangerの使い方
アプリから操作します。
Enableをタップすると確認アラートが表示され、YESで「アメリカ」の地域に変更されます。
変更場所:
/var/containers/Shared/SystemGroup/systemgroup.com.apple.mobilegestaltcache/Library/Caches/com.apple.MobileGestalt.plist
またバックアップも作成されます:
/var/mobile/Library/Preferences/com.ichitaso.regionchanger.plist
適用しRebootまたはldrestart、userspace rebootで反映されます。
Restoreをタップすることで元の地域に戻ります。アプリ内にRebootやldrestartの機能を付けています。
(XinaA15などのrootless jailbreakでは機能しません)
その他にデバイスモデルやECIDなどを確認できるようになっています。
Restore時やアンインストール時は元のファイルに戻してバックアップファイルを削除するようにしています。
RegionChangerのインストール
私のリポジトリからインストールできます。iOS 15.0-15.1.1までのXinaA15、iOS 15-16.3までのpalera1n jailbreakが必要です。
【参考】XinaA15の場合はTrollStore経由で「Sileo Xina Beta 5 (Sileo Nightly)」ipaファイルをインストールして利用しています。
https://github.com/Sileo/Sileo/releases
非脱獄デバイスへの対応
今のところ「TrollStore」や「MacDirtyCow exploit」には対応していません。TrollStoreでインストールして実行してもRebootすると元に戻ってしまい、反映されませんでした。
MacDirtyCow exploitを利用して、非脱獄デバイスでも利用できるようにしたいと考えており、ソースコードを公開しています。
Souce code:
有識者の方で適用できることができるよという方がいらっしゃいましたら、よければプルリクエストなどを送っていただけると幸いです。
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