【レビュー】Win-Mac間でキーボードやマウス/クリップボードの共有/ファイルの転送ができる UC-TV6BK


Windows 10とmacOS 10.15間でマウスとキーボードの共有、クリップボードの共有、ファイルのドラッグ&ドロップなどを行うことが出来る「UC-TV6BK」を紹介します。

以前にも同様の商品を紹介してきました。



使用しているMacBook ProがMojaveのときは、だましだましサンワサプライの「KB-USB-LINK3M」を使用していましたが、Xcode 12にあげるためにCatalinaにしたところ、上記2つのものは使用できなくなりました。

そこで、以前から購入してはいたものの、使用していなかった「UC-TV6BK」を使ってみたので紹介いたします。

UC-TV6BKの特徴

メーカーがエレコムです。

それ以外は『KB-USB-LINK3M』や『KB-USB-LINK4』と同じUSB接続で「Smart Data Link」というソフトを使って連携させるものとなっています。

USB Type-C変換アダプタが付いているので、最近のMacと接続しやすくなっています。

UC-TV6BKの使い方


エクスプローラーを開いて「SMARTLINK」→「SmartDataLink.exe」をダブルクリック

ドライバーをインストールという画面になります。
(この画面が長い)

初回だけ「このデバイス ソフトウェアをインストールしますか?」と2回表示されるので「インストール」をクリックしてください。

システムトレイにアイコンが表示されます。

右クリック→「設定」から繋げるPCの位置を選択などすることができます。
(通知などはうるさいので切っておいた方がいいでしょう)

Macでの接続


はじめに、初期状態だと「SMARTLINK」内の「MacKMLink.app」が32-bitで起動できない状態です。



こちらのページから「UC-TV6_updatetool1.0.1557.12.zip」をダウンロードし展開してください。

「UC-TV6_updatetool1.0.1557.12.exe」をダブルクリックしてガイダンスに従ってソフトウェアをアップデートします。

アップデート後、Mac側の「MacKMLink.app」が実行できるようになるので開いてあげることで接続することができます。

初回だけアクセシビリティで有効にしてあげる必要があります。

この画面になればOKです。

キーボードの設定をしてあげることで、マウスとキーボード、クリップボードの共有が可能となります。

また、ドラッグ&ドロップでデスクトップなどにファイルの受け渡しも可能ですが、動作が安定しないので「Go! Bridge」という機能を使うことをお勧めします。

エクスプローラー感覚でファイルの操作を行うことができます。

まとめ

レビューということなので、点数をつけるとすると

  • 『KB-USB-LINK3M』:70点
  • 『KB-USB-LINK4』:5点
  • 『UC-TV6BK』:65点

100点満点でこんな感じです。

『KB-USB-LINK3M』に関してはUSB 2.0で当時2012年のころは100点だったんですが、Windows 7とMavericksやYosemiteのときは問題なかったものがOSのバージョンアップによって使えなくなってしまったのが大きいです。

『KB-USB-LINK4』については、とにかく繋がらない&繋がっても不安定なため燃えないゴミとして捨てました。

『UC-TV6BK』は、バージョンアップして唯一Catalinaで使えるので60点です。-30点は繋がるのに時間がかかりすぎるのが原因で、残りのマイナス点はファイルのドラッグ&ドロップが不安定というところです。

いずれにしても私の場合、WindowsメインでMacをサブとして使っているので、何もない0点に比べたら有ると無いで使い勝手が雲泥の差になります。

2019年に購入したものを何故いまレビューするかというと、Xcode 12(iOS 14)以降の環境が必要になり、Catalinaでも動作する環境が必要になったためレビューしました。

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