macOS CatalinaでApp Storeが使えるiTunes 12.6.5をインストールする方法

2019/06/28 14:30

iTunes-12.6.5-install-on-macOS-Catalina

macOS 10.15 Catalinaのパブリックベータが開始されましたが、CatalinaからiTunesが無くなってしまいました。

そこで今回は、App Storeも使えるiTunes 12.6.5.3をCatalinaにインストールする方法を紹介します。

iTunes 12.6.5をインストールするために必要なもの

Link:iTunes12.6.5.dmg


Link:iTunes_patcher_catalina_b2.zip

SIPを無効にする

はじめに、SIPを無効にする必要があります。

1)command + Rを押したままMacを起動

リカバリーモードで起動します。

2)画面上のユーティリティーからターミナルを起動



3)ターミナルで「csrutil disable」と入力しEnter



4)「reboot」と入力して再起動します

これでSIPが無効になりました。

iTunes 12.6.5.3をインストールする

「iTunes12.6.5.dmg」は「Downloads」フォルダに有るとします。

1)iTunes_patcher_catalina_b2.zipを展開

中身
#!/usr/bin/sh

hdiutil mount ~/Downloads/iTunes12.6.5.dmg
pkgutil --expand /Volumes/iTunes/Install\ iTunes.pkg ~/tmp
sed -i '' 's/18A1/14F2511/g' ~/tmp/Distribution
sed -i '' 's/gt/lt/g' ~/tmp/Distribution
pkgutil --flatten ~/tmp ~/Desktop/iTunes.pkg
hdiutil unmount /Volumes/iTunes/
rm -rf ~/tmp

exit 0

2)ターミナルを立ち上げて以下のコマンドを実行

cd ~/Downloads
sudo -s
sh iTunes_patcher_catalina_b2.sh
exit

3)デスクトップに「iTunes.pkg」が出来上がります。

うまくいかない方はこちらをダウンロード

Link:iTunes12.6.5-modified-by-ichitaso.zip

4)「iTunes.pkg」を実行してインストール

iTunes-12.6.5-install-on-macOS-Catalina-01

途中で「このパッケージは、このバージョンのmacOSと互換性がありません。」と表示されますが「このままインストール」をクリック

5)完了したら以下のコマンドを実行

sudo sed -i '' 's/12.6.5/13.6.5/g' /Applications/iTunes.app/Contents/Info.plist

以上で起動できるようになります。

iTunes-12.6.5-install-on-macOS-Catalina-top

(macOS Catalina 10.15 Beta 19A487mで確認)

SIPを有効にする

iTunesの起動が確認できたので、無効にしていたSIPを有効にします。

(私は無効のままでもいいので、この手順は行っていません)

「PRAMクリア」を実行するとSIPが有効になります。

一度Macのシステムを終了→電源を入れすぐに「option」「command」「P」「R」の 4 つのキーを同時に押し、20 秒ほど押し続けてからキーを放す。

または、無効にしたときと逆の手順で有効になります。

1)command + Rを押したままMacを起動

リカバリーモードで起動します。

2)画面上のユーティリティーからターミナルを起動

3)ターミナルで「csrutil enable」と入力しEnter

4)「reboot」と入力して再起動します

SIPの状態を確認するには、通常モードで確認することができます。

「Terminal.app」を立ち上げて「csrutil status」と入力
→「System Integrity Protection status: enabled.」と表示されたら有効になっています。

Mojaveでの方法