Windows上のVMwareにOS X 10.11 El Capitanをインストールする方法
2015年9月30日に無料でリリースされた『OS X 10.11 El Capitan』をWindows上のVMwareにインストールしてみたので紹介いたします。
Contents
必要なもの/環境
- インテル バーチャライゼーション・テクノロジーに対応したCPU
- Mac本体もしくはVMwareで作成したOS X 10.10以降の環境
Windows上のVmwareにMac OS X Yosemiteをインストール | Will feel Tips - VMware-workstation-10.0.2-1744117.exe.tar
7zなどで解凍(実際に使用するのはPlayerのみでOK) - unlock-all-v130.zip:VMware Unlocker for OS X – InsanelyMac Forum
(会員登録が必要なためLinkを後述) - OS X El Capitan- Mac App Store
VMwareをMac OS Xに対応させる
「VMware Workstation」をインストール後、「unlock-all-v130」にてWindowsでもMac OS Xを認識させるようにします。Link:unlock-all-v130.zip
展開後:
unlock-all-v130->windows->install.cmdを右クリックから管理者として実行
以上で完了です。
OS X 10.11 El Capitanのインストールディスクを作成
「OS X El Capitan」のダウンロードにとても時間が掛るので、寝る前などにダウンロードしておきます。ダウンロードが完了したら『OS X 10.11 El Capitan』のインストール画面になるので「⌘+q」で閉じます。
1.インストール済みの「OS X 10.10 Yosemite」の仮想マシン設定の編集を開く>ハードディスク(VMDK)ファイルを追加
ハードウェアタブ>追加>ハードディスク>仮想ディスクの新規作成>SATAディスク最大サイズを60GB以上、仮想ディスクを単一のファイルとして格納
名前を「OS X 10.11 El Capitan.vmdk」にしておきます。2.OS Xを起動し追加したディスクを初期化
パーティションタブを選択
ボリュームの方式:2 パーティション
オプション:GUID パーティションマップ
パーティション1の名前:Installer サイズ:8GB
パーティション2の名前:Macintosh(任意)
フォーマット:Mac OS 拡張(ジャーナリング)
3.Boot用ディスクの作成
1)作成した新規ディスクのInstallerに下記コマンドでインストールDiskを作成
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/Installer --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app --no interaction2)完了後、右クリックで作成したディスクを取り外しシャットダウンします。
以上でインストールディスクの完成です。
OS X El CapitanのSetup
1)VMwareを立ち上げて「新規仮想マシンの作成」をクリック2)「後で OSをインストール」を選択する
3)ゲスト OSを「Apple Mac OS X」の「Mac OS X 10.9」にする
4)名前を「OS X 10.11 El Capitan」にする
5)仮想ディスクを単一ファイルとして格納(容量は任意)
6)完了後、Yosemiteで追加したハードディスクをVMwareの設定から削除
7)一度VMwareを終了させ、Yosemiteの入っているフォルダから「OS X 10.11 El Capitan.vmdk」を「OS X 10.11 El Capitan」フォルダに移動して置換
8)「OS X 10.11 El Capitan.vmx」をテキストエディタで開き、以下の項目を追加、保存
keyboard.vusb.enable = "TRUE"
keyboard.vusb.idVendor = "0x0000"
keyboard.vusb.idProduct = "0x0000"
OS X El Capitanのインストール
1)「OS X 10.11 El Capitan」を選択「仮想マシンの再生」をクリック2)立ち上がったら日本語を選択しOS Xをインストール
3)作成した「Macintosh」を選択してインストールします。
あとは、何度か再起動されインストール完了となります。
インストール後の設定
1.Rootlessを無効にするTerminalを起動して以下のコマンドを実行し再起動
sudo nvram boot-args="rootless=0"2.VMware Toolsのインストール
CD/DVD(IDE)の項目からISOイメージファイルを設定
unlock-all-v130->tools->darwin.isoを読み込ませ、VMware Toolsをインストール
インストール後、再起動するとディスプレイのサイズやドラッグ&ドロップなどが出来るようになります。