Windows上のVMwareでOS X 10.8 Mountain Lionを動作させる方法

      2014/03/05


VMwareを使用してWindows上でOS X 10.8 Mountain Lionを動作させることに成功しました。以下にそのチュートリアルを紹介いたします。


必要なもの/条件

  1. インテル バーチャライゼーション・テクノロジーに対応したCPU
  2. マザーボードのBIOSを最新のものにアップデートしておく
  3. WindowsのVMwareでMac OS X 10.6 Snow Leopardを動かす方法
    こちらを参考にWindows上でSnow Leopardを起動できるようにする(実機でもOK)
  4. VMware-workstation-full-8.0.3-703057.exe
    画面下の手動ダウンロードからダウンロード
    (アカウント登録が必要、体験版なら無料なので実際に使用するのはPlayerのみでOK)
  5. OS X Mountain Lion VMware.zip
  6. Mac App Store - OS X Mountain Lion

OS X 10.8 Mountain Lionのイメージファイル作成


1.VMwareをMac OS X Mountain Lionに対応させる

OS X Mountain Lion VMware.zipを解凍>OS X Mountain Lion VMwareunlock-all-v110windowsフォルダを開き「install.cmd」を右クリック>管理者として実行


2.Snow Leopardの仮想マシンの設定を開く>ハードディスク(VMDK)ファイルを追加

ハードウェアタブ>追加>ハードディスク>仮想ディスクの新規作成>SCSI
ディスク最大サイズを6GB、仮想ディスクを単一のファイルとして格納


名前を分かりやすく「MLinstaller.vmdk」とする>完了


3.Snow Leopardを起動し追加したディスクを初期化


パーティションタブを選択
ボリュームの方式:1 パーティション
オプション:Apple パーティションマップ
名前:MLinstaller
フォーマット:Mac OS 拡張(ジャーナリング)





「適用」→「パーティション」で完了させます。

4.OS X Mountain Lionインストール.app内のInstallESD.dmgをマウント

App StoreからMountain Lionをダウンロードするとインストーラが立ち上がりますが、実行せずに終了させます。

アプリケーション>OS X Mountain Lionインストール.appを右クリック>パッケージの内容を表示をクリック

Contents>SharedSupport>InstallESD.dmgをダブルクリックしてマウント


5.OS X Mountain Lion VMwareフォルダ内のML_VM_Installer.zipをデスクトップに解凍

「Mountain_Lion Install.txt」に記載されている内容でターミナルにてコマンドを入力

open /Volumes/Mac OS X Install ESD/BaseSystem.dmg
sudo asr restore --source /Volumes/Mac OS X Base System --target /Volumes/MLinstaller 1
sudo rm /Volumes/MLinstaller 1/System/Installation/Packages
sudo cp -R /Volumes/Mac OS X Install ESD/Packages /Volumes/MLinstaller 1/System/Installation/Packages
sudo cp -R ~/Desktop/ML_VM_Installer/com.apple.Boot.plist /Volumes/MLinstaller 1/Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.Boot.plist
sudo cp -R ~/Desktop/ML_VM_Installer/FakeSMC.kext /Volumes/MLinstaller 1/System/Library/Extensions/
sudo cp /Volumes/Mac OS X Install ESD/kernelcache /Volumes/MLinstaller 1/kernelcache
cd /Volumes/MLinstaller 1/System/Library/CoreServices
sudo touch ServerVersion.plist
sudo cp -R ~/Desktop/ML_VM_Installer.zip /Volumes/MLinstaller 1/

すべての作業が終わったらVMware用のインストーラファイルが完成です。

念のため中身を確認してから、一度Snow Leopardを終了します。

OS X Mountain Lion Setup開始方法


1.VMwareの仮想マシンを作成する

VMwareを立ち上げて「仮想マシンを開く」をクリック

「OS X Mountain Lion VMwareOS X Mountain LionOS X Mountain Lion.vmx」を選択する

2.「仮想マシンの編集」をクリックして設定画面を開く

ハードウェアタブ>追加>ハードディスク>既存の仮想ディスクを使用>参照から作成したMLinstaller.vmdkを選択

プロセッサのコア数、メモリ容量は任意


これでSetupを起動する準備が完了です。



既存の形式を保持を選択

3.「仮想マシンの再生」をクリックします

ダイアログが表示されるので「コピーしました」で[OK]インストーラーを進めていきます。

4.FakeSMC.kextのインストール

インストール完了後、再起動の画面になり、Appleマークのまま起動しなくなります。
(画面が白くなってる場合、ウインドウをクリックして完了しているか確認してください)

ここで一度、仮想マシンのパワーをオフにして、Snow Leopardの設定を開きます。

ハードウェアタブ>追加>ハードディスク>既存の仮想ディスクを使用>参照から「OS X Mountain Lion.vmdk」を開く


Snow Leopardを起動>Time Machineの設定が開きますが「使用しない」を選択>ML_VM_Installerフォルダ内の「Kext Wizard.app」を起動>Installationタブを選択>Target diskをMacintosh(Mountain Lionがインストールされているディスク)>Select kext to install:にFakeSMC.kextをドラッグ&ドロップ>Install>「OK」


Snow Leopardをシャットダウンします。

5.OS X Mountain Lionの設定

「仮想マシンの編集」>ハードディスク「MLinstaller.vmdk」を選択>詳細で「SCSI 0:2」へ変更


CD/DVD(IDE)>デバイスのステータスのチェックをオフ>ISOイメージファイルを使用する>参照>darwin.iso


オプションの共有フォルダを有効にしておきます。

6.OS X Mountain Lionを起動

インストーラに従って初期セットアップを行います。

この時に起動しない、またはカーネルパニックになる場合は、再度インストールする必要があります。
仮想マシンの再生時にウインドウ内をクリック>「c」キーを押下>Boot Manager>SCSI Hard Drive(2.0)を選択しEnter>インストーラが起動するのでユーティリティ>ディスクユーティリティ>Macintoshを選択し消去>ディスクユーティリティを終了>Macintoshにインストールするところからやり直してください。

7.ドライバ等のインストール

画面が立ち上がったら、VMwareのCD/DVDアイコンの「接続」をクリックすると「VMware Tools」がマウントされるので、まずVMware Toolsをインストールします。

【注意】

インストール後に再起動の画面になりますが、そのままにしておきます。


Finder>デバイスのMLinstaller>ML_VM_Installer.zipをデスクトップに解凍>「Kext Wizard.app」を起動>Target diskをMacintosh>Select kext to install:にFakeSMC.kext、IOUSBFamily.kext、IOUSBMassStorageClass.kextをドラッグ&ドロップ>Install>「OK」で「Kext Wizard.app」を終了>VMware Toolsの再起動をクリック

再起動後に無事立ち上がれば、Mountain Lionのインストールが完了です!


動画でのチュートリアル



※音出ます

インストール後のTips


1.キー入力関連

Windows/Mac キーボード互換表
Windows日本語/英語キーボード
Macの標準動作
Windowscommand
Altoption
Back Spacedelete
InsertHelp
Deletedel
Enterreturn
Num LockClear
F12キーを長押しCD/DVD取り出し
Windowsキー+スペースで全角/半角切替
全角入力モードにしてALT+/キーで中点「・」

2.VMware Shared Foldersを表示

VMware Toolsが正常に機能しないため、再起動のたびに共有しているフォルダが消えます。
ML_VM_InstallerフォルダにあるVMLinkというファイルをクリックすると表示されます。
DockのDownloadなどに入れておくと便利です。

3.ディスプレイ関連

VMware Toolsをインストールすることで画面を最大化した時に同じ解像度になります。

VMsvga2_v1.2.4_OS_10.6-7.pkgをインストールすると細かい解像度を設定できますが、画面を最大化した時の動作が機能しなくなります。

また、スクリーンセーバーは機能しないのでOFFにしておいた方がいいでしょう。

4.スクリーンショット関連

「Win」+「Shift」+「3」キーで画面全体をキャプチャ
「Win」+「Shift」+「4」キーで指定範囲をキャプチャ
「Win」+「Shift」+「4」+「Space」キーでウインドウをキャプチャ

デフォルトだと.png形式のファイルになります。
ターミナルを起動して以下のコマンドを入力すると.jpg形式の圧縮されたものになります。

defaults write com.apple.screencapture type jpg
killall SystemUIServer

その他

メッセージとiCloudが機能しません。また、Flash PlayerをインストールしてもYoutubeが見れません。
VMwareのパワーオフでシャットダウンさせると次回起動時にエラー表示が出ます。

Twitterを連動させるのは「システム環境設定」の「メール/連絡先/カレンダー」から追加できます。

現状では完全に動作させることはできませんが、さわってみると面白いかと思います。

Windows VMwareのOS X Lionを10.7.5 Mountain Lionを10.8.2にアップデートする方法


 

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