iPhone X対応!iOS 11.0~11.1.2までの脱獄ツール『LiberiOS』がリリース!

2017/12/26 23:27


本日、iPhone XなどのiOS 11.0~11.1.2までに対応した脱獄ツール『LiberiOS』がリリースされました。

ただし注意点が多いので、その辺りも説明したいと思います。


追記:2018/02/27

Cydiaが動作するErectra Jailbreakがリリースされました。


サポートデバイス

  • iPhone 5s
  • iPhone 6 / 6 plus
  • iPhone 6s / 6s plus
  • iPhone SE
  • iPhone 7 / 7 plus
  • iPhone 8 / 8 plus
  • iPhone X
  • iPad Air
  • iPad Air 2
  • iPad Pro
  • iPad mini 2
  • iPad mini 3
  • iPad mini 4
  • iPod touch 6G
iOS 11.0~11.1.2までの64bitデバイスが対応しています。
(iOS 11以降は64bitデバイスのみ)

※ただし、初期リリース版では対応していないデバイス(バージョン)もありますので、その場合は今後のアップデートをお待ち下さい。


脱獄するための準備

1.事前にiTunesなどでバックアップを取って下さい

※脱獄は危険な行為です。全て自己責任の元、自ら問題を解決できる方のみ行って下さい。

2.Cydia Impactorをダウンロード

以下のLinkより、ご自身の環境にあったものをダウンロードしてください。

3.脱獄用のアプリ(ipaファイル)をダウンロード

以下のLink先から「The IPA」をクリックしてダウンロードしてください。

脱獄方法

1.脱獄するデバイスをPCと接続し、Impactorを起動

ダウンロードした「Liberios.ipa」(zipになっている場合、ipaにリネーム)をImpactorのウインドウにドラッグ&ドロップします。



2.Apple IDとパスワードを入力

Apple IDとパスワードを入力すると自動的にデバイスへアプリがインストールされます。

もしエラーが起きた場合は、[Xcode]->[Revoke Certificates]を行ってみてください。

3.アプリを認証する

そのままでは起動しないため、設定アプリ→一般→デバイス管理(またはプロファイルとデバイス管理)を開き、追加したApple IDのメールアドレスをタップ→信頼をタップしてください。

これでアプリが起動できるようになりました。

4.脱獄を行う

ホーム画面から『Liberios』アプリを起動します。



中央の「Do it」をタップしてそのままにしておいて下さい。

以下のような画面になると成功です



「missing offsets」となった場合、まだ対応していないのでアップデートをお待ち下さい。

ただし、Cydiaは現在のところ対応していないため、表示されません。

利用できる機能

  • OTA(自動アップデート)の無効化
  • SSH接続を可能にする
  • その他、脱獄で使用するものを/jbディレクトリに追加

SSHの使用方法

デバイスのWi-Fi設定からIPアドレスを調べて下さい。

(Macのターミナルの場合、ssh [email protected]、puttyの場合IPアドレスを入力して接続)

※デフォルトのパスワードは、alpine



puttyやターミナルからrootでsshに接続し、以下のコマンドで色々と遊べるようになります。

export PATH=$PATH:/jb/usr/bin:/jb/bin:/jb/sbin:/jb/usr/sbin:/jb/usr/local/bin:

uicacheとコマンドを入力するとCydiaが表示されます。

(最初は利用できなかったため、一度再起動して再度「LiberiOS」から「Do it」を行ってみてください)



ただし、CydiaやCydia SubstrateがまだiOS 11に対応していないので、起動できません。

Saurik氏の対応待ちといった状況です。

sshに接続できるのが唯一の利点ですが、dpkgやapt-getなどのコマンドは利用できません。

まとめ

今回の脱獄も再起動後に無効となる「Semi-Untether」です。
基本的にまだ何も出来ないのが現状です。

そのためか、脱獄対策しているアプリ(どうぶつの森ポケットキャンプ)は起動できました。

※今後、Cydiaが利用できるようになった場合、起動できなくなるかと思います。

OTAのアップデートが無効化されているのは、/etc/hostsに「127.0.0.1 mesu.apple.com」が追加されているため、アップデートサーバーに接続されないようになっていました。

sshで色々と遊びたい方以外は、「FilzaEscaped」でiPhoneの中身を見てみる方が面白いかもしれません。

Link1:FilzaEscaped.ipa
Link2:FilzaEscaped.ipa
(via.[Release] Filza with Root access)

しかし大きな進展なのは間違いないので、今後に期待しましょう!