【Hackintosh】OSx86 WinPCにOS X Mavericks 10.9をインストールする方法

2013/11/08 21:05

今回は先日リリースされた、OS X 10.9 Mavericksです。

Snow Leopard 10.6.8をInstallする方法』、『Lion 10.7.4をインストールする方法』『Mountain Lion 10.8をインストールする方法』と紹介してきましたが、今回のOSはFree!無料とのことで手が出やすい感じですね。

もちろん、夢の話ではありますが・・・

PC環境

Wi-Fiに関しては参考です。

1)無線LANカードの選択
ネットワークの項目で成功報告があるものを目安にするといいです。

ぼくが購入したものは、『Broadcom BCM94321MC』楽天で購入しました。

2)miniPCI E-PCI E変換ボード

無線LANカードがノートPCなどのminiPCI Eなので、PCI Eスロットに取り付けられるようにします。
PCI変換 miniPCI E-PCI E変換ボード PCI変換 miniPCI E-PCI E変換ボード

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こちらの変換ボードとアンテナを2本(無線LANカードのアンテナ取り付け穴が2つのため)購入
無線LAN 無線LAN 対応SMAアンテナ 無線LAN 無線LAN 対応SMAアンテナ

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3)それぞれを取り付ける

アンテナとカードの取り付け穴にきちんと装着するのがポイント
DIYの要領で少し浮くカード部分を裏から小さいネジで水平になるよう固定

4)マザーボードのPCI-E x1スロットへ装着

役立つ主要なOSx86情報サイト

この3ヶ所は主に英語サイトですが、アカウント登録は必須です。
メールアドレスを入力する必要がありますが、スパムなど一通も来ていないのでご安心ください。

日本語のサイト

  • OSx86jp @ ウィキ:2ちゃんねる新・mac板にある「MacOSX86の夢を語ろう!」スレのまとめなど、本スレのテンプレや時事情報がInsanelyMacの日本語フォーラムよりも速く豊富
  • OSx86 Project @ 私的ウィキ(blog):MacOSX86の夢を語ろう! スレの過去ログやノウハウなど
日本語なので過去ログやテンプレのリンクなど、分かりやすいので参考になるかと思います。

事前準備

1.調査

IntelのCPUに限り動作確認がされています。
OSx86 Project – Wiki」での確認や自分のCPUの型式マザーボードOSx8610.9などのキーワードで検索してみましょう。

ハイスペックな構成で自作するのも、安く仕上げるのも自分次第で決められるので、面白いポイントですね。

2.構成

HDD/SSD単体でインストールする場合、データのバックアップが必須です。

参考:Acronis True Image WD EditionでPCデータのバックアップ

パーティションを切って空いたスペースにインストールすることも可能です。
スタートメニューで「diskmgmt.msc」と入力するとディスクの管理が立ち上がります。
右クリックからボリュームを縮小してあげると、既存のデータを残したまま空き容量を増やせます。

インストールするためにディスクをフォーマットしておきます。

あると便利なフリーソフト:窓の杜 – EASEUS Partition Master

GUIでパーティションを編集できる他、USBメモリのフォーマットなど後からでも簡単にできます。

注意点:Windowsがインストールされたドライブに入れると、電源投入後はMacの方が優先的に起動します。

3.インストールディスク

『OS X Mavericksインストール.app』が必要になります。
OS X Mavericks 10.9(無料)App カテゴリ: 仕事効率化
販売元: Apple – iTunes K.K.(サイズ: 5,290.6 MB)
全てのバージョンの評価: (790件の評価)

ダウンロード後はインストールせずに、画面を閉じます。そうすると、アプリケーションフォルダに保存されます。

インストールは、USBメモリを使った方法で行いますので、8GB以上のもの(出来れば2つ)があるといいでしょう。

シリコンパワー USB3.0フラッシュメモリ 8GB Marvel M01 アイシーブルー SP008GBUF3M01V1B シリコンパワー USB3.0フラッシュメモリ 8GB Marvel M01 アイシーブルー SP008GBUF3M01V1B

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32GBの方はWindowsとMacのデータ移動(MacとWinでexFATフォーマットで共用できるため)用に10GB、あとは3つのパーティション。8GBのものは1パーティションで動作確認など使い分けています。

OS X 10.9 Mavericks のインストール方法

1.インストーラ

今回は、「UniBeast」を使った方法で紹介します。

Link:http://www.tonymacx86.com/home.php
tonymacx86に登録後、Downloads → Software → UniBeast 3.0.xをDownload

また、MultiBeast – Mavericksも合わせてDownloadしておきます。
2.Mavericksのインストールディスクを作成する

実機のMacや前回作成したSnow Leopardで、またはVMwareなどで作成できます。
参考:WindowsのVMwareでMac OS X 10.6 Snow Leopardを動かす方法
1.USBメモリを接続し、ディスクユーティリティを起動します。

パーティションマップ方式:マスター・ブート・レコード
名前:MAinstaller(任意)
フォーマット:Mac OS 拡張(ジャーナリング)

2.「UniBeast」を起動します。

作成したUSBを選択

Mac App Store Mavericksを選択
あとは自動で作成してくれるので、のんびりと待ってください
(およそ20~30分ほど)

インストール完了が表示されたら完成です。

3.MultiBeastと設定ファイルをUSBメモリに入れる
GIGABYTE GA-Z87X-UD3Hでしたら「Z87XUD3H files.zip」こちらのファイルを一緒に入れてください。

via. InsanelyMac Forum

4.USBメモリをセットしてPCを再起動

USBで起動後、作成したインストーラ(USB)を選択

-x -v でブート

・ブートオプション -x:シングルユーザモード
-v:verboseモード
-f:カーネルキャッシュを無効
GraphicsEnabler=No or GraphicsEnabler=Yes
npci=0x3000
PCIRootUID=0

うまくいかない場合、いろいろ試してみてください。

5.インストーラが立ち上がるのでユーティリティ→ディスクユーティリティにてフォーマット

インストールするボリュームは「GUIDパーティション」「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」を選択して消去します。

ディスクユーティリティを閉じて、ボリュームを選択しインストール完了まで待ちます(5~20分)

6.完了後、再起動し「インストーラUSB」でブート

Mavericksをインストールしたボリュームを選択し初期設定を行います。

※MultiBeastを実行するまでUSB経由でブートします。

MultiBeastのインストールと初期設定

USBメモリに入れておいた「MultiBeast」を実行
ご自分の環境にあった内容で選択、インストールします。

マザーボードが「GA-Z87X-UD3H」の場合、設定ファイルを入れているので、ファイルを展開後、MultiBeastのLoad機能で読み込んでください。
「MultiBeast」のインストール完了後、「Z87XUD3H files」の中に「/Extra/Extensions」に入れるkextと「/System/Library/Extensions」に入れるkextがあるので、そのディレクトリにコピー・作成し、Utilitiesの「Kext Utility.app」を起動して設定します。
完了後、再起動して問題なければOK

Windows起動時に時刻がずれる問題

マルチブートでHackintoshを起動後、Windowsを立ち上げると時刻が大きくずれます。時刻については、毎回インターネット時刻設定を行うのも手間なので以下のようにしています。

1)日付と時刻 → インターネット時刻 → インターネット時刻サーバーと同期するをオフ

2)桜時計のダウンロード : Vector ソフトを探す!

3)スタートアップに「SKRWATCH.EXE」のショートカットを作成

4)設定を以下のようにしています。

サーバ名/IPアドレス:ntp.jst.mfeed.ad.jp
起動時にオンラインにするのみチェック

これで、Winを立ち上げると時刻が自動的に修正されます。

動画でのデモンストレーション



今回のセットアップを行ったところ、「Geekbench 3」のスコアで「iMac (27-inch Late 2013)」を上回る結果を出しました。

新型Mac proとまでは行きませんが、いい夢が見られると嬉しいですね!