【iPhone/iPad】iOS 8などで使われている「.car」ファイルを編集/再圧縮する方法

iOS 7から使われ始めた「.car」という拡張子の圧縮ファイルですが、今までは展開は出来たものの編集して再圧縮することが出来ませんでした。
しかし、ThemeEngineというアプリを使用することでそれが可能になりました。
簡単に使用方法などを紹介いたします。
via.ThemeEngine Tutorial: Theming Assets.car files
「Artwork.car」ファイルを展開する方法
以前紹介した記事ですが、cartoolなどで一つ一つの画像に展開は可能です。
しかし、それを再度圧縮することは出来ません。
ThemeEngineに必要な環境
- OS X Yosemite
- Photoshopなどの画像編集アプリ
Windowsユーザーの方はここら辺を参考に
Macを所有しているけど、まだYosemiteに上げたくない方は仮想マシンなどにインストールするのもいいでしょう。(またはパーティションを分けて入れるなど)
Photoshopは高いので、他の画像編集アプリを使用してもいいですね。

カテゴリ: グラフィック&デザイン, 写真
販売元: Pixelmator Team – UAB Pixelmator Team(サイズ: 42.8 MB)
全てのバージョンの評価:





ThemeEngineの使用方法
実はオープンソースでキャリアロゴを変える「Zeppelin」などの作者の方が作成しています。Link:https://github.com/alexzielenski/ThemeEngine
このままXcodeでコンパイルしようとしたのですが、いくつか問題があり出来ませんでした。そのまま放置していたのですが、Modmyiのフォーラムにビルドしたものがあったのでそちらを使用しました。
Link:ThemeEngine.zip
展開すると「ThemeEngine.app」がありますのでそちらを使用します。

SSHクライアントで脱獄済みiPhoneなどに接続

カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: BinaryNights – BinaryNights LLC(サイズ: 10.1 MB)
全てのバージョンの評価:





無料で済ませたい場合はこちら
「Assets.car」の詰め合わせも公開されていますので参考に
Link:Assets.zip
とりあえず電波のシグナルアイコンだけ変更してみます。
/System/Library/Frameworks/UIKit.framework/Artwork.bundle/Assets.carをデスクトップにドラッグ&ドロップしバックアップもとっておきましょう。

Assets.carをThemeEngineにドラッグ&ドロップすると画像一覧が表示されます。

「[email protected]」から「[email protected]」と「[email protected]」から「[email protected]」まで変更したい画像を作成します。
(iPhone 6 Plusの場合は、「@3x.png」)

目的のファイルにドラッグ&ドロップすると変更されます。

ちなみに、ThemeEngine.appの画像をダブルクリックすると詳細が表示されたり、コピペしてそのファイルを書き出すことやPhotoshopへ送ることが出来ます。

あとはコツコツとやっていきます。

終わったらメニューバーから「File」→「Save As…」で保存します。

フォルダを作成してそのままの名前で保存するか名前を変更して上書き保存しないようにしましょう。

あとは、元にあったiPhoneへ「Assets.car」として上書き保存し完了です。
画像を反映させるためにシステムアイコンのキャッシュを削除してRespringする必要があります。
WinterBoardをインストールしてRespringするか、ぼくのRepoにある「PowerSelector」というFlipswitchを用いて「gUICache」を実行すればOKです。
Wi-Fiや「Alkaline」でバッテリーを「Zeppelin」でキャリアロゴも変更するとこんな感じになりました!(@Sorega4さん作のアイコンを使用)

Springboard – /System/Library/CoreServices/SpringBoard.app
Telephone – /System/Library/PrivateFrameworks/TelephonyUI.framework
UIKit – /System/Library/Frameworks/UIKit.framework/Artwork.bundle
注意点としては、WinterBoardと違い書き換えたらそのままになるので、元のファイルはわかりやすいようにとっておきましょう。
アプリでも使用されているものもありますので、これで自分好みのデザインに出来ますね!