脱獄無しでテザリングができるiPhone 4S iOS 5対応『PayUpPunk』Windows Setting
前回の記事で紹介した、iPhoneをJailbreakしなくても擬似テザリングができるアプリ『PayUpPunk』を使用して、Windowsの3G回線によるインターネット接続に成功しましたので、今回はその手順を紹介します。
2011/10/29修正 『PayUpSucker』から『PayUpPunk』に名前が変更されました。『PayUpPunk』を使用したWindowsでのテザリング設定方法
使用アプリPayUpPunk カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥85
Proxifier v3.0 シェアウェア:価格$39.95(31日間は試用可能 Serialが必要になります)
1. スタートメニューから「ncpa.cpl」と入力しネットワーク接続を開く (コントロールパネル>ネットワークとインターネット>ネットワークと共有センター>アダプターの設定の変更)
「ワイヤレス ネットワーク接続」で右クリック→プロパティ
「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選択→プロパティ
「次のIPアドレスを使う」を選択し以下のアドレスを入力しOK
IP アドレス:10.0.1.10
サブネットマスク:255.255.255.0
2. ワイヤレスネットワークの「接続またはネットワークをセットアップします」をクリック
「ワイヤレス アドホック~」を選択し次へ
そのまま次へ
ネットワーク名:iPhone(好きな名前でOK)
セキュリティの種類:WEP(無しでもOK)
セキュリティ キー:(任意)
このネットワークを保存しますにチェックし次へ
閉じるをクリックし、PCでの設定はひとまず終わりです。
4. iPhone の設定>Wi-Fiを開き、3.で作成したネットワークを選択
5. IPアドレスの「静的(Static)」を選択し、以下のアドレスを設定
IPアドレス:10.0.1.13
サブネットマスク:255.255.255.0
HTTPプロキシ:自動
URL:http://10.0.1.13:8888/Socks.pac
6. PC上で「ネットワークの場所の設定」が開くので「家庭」を選択
このような接続になります。
7. Proxifierを起動し赤枠で囲ったProxy Serversのアイコンをクリック
Addをクリック
8. Proxy Serverの設定で以下の設定を入力
Address:10.0.1.13
Port:8888
SOCKS Version 5を選択
9. iPhoneの『PayUpPunk』を起動し「IOU」を選択「Its my data」と入力
※その際、クオートやアポストロフィは入力しない
これでPCを操作すると、iPhoneの3G通信を使ったテザリングが可能になります。
10. iPad,iPod touchを使用する場合は、設定>Wi-Fi>静的を選択し、以下のアドレスを設定
IPアドレス:10.0.1.8(複数台の時はIPアドレスを適宜変更)
サブネットマスク:255.255.255.0
HTTPプロキシ:自動
URL:http://10.0.1.13:8888/Socks.pac
iPhone 4S SoftBank3G回線によるSpeedTest
Download: 2.86Mbps (356.97KB/sec)Upload: 537.27kbps (67.15kB/sec)
回線状況にもよると思いますが、ちょっとしたBrowsingには問題ないです。SIMフリーのiPhone 4SをDocomo回線で使って、どのくらい速度が出るのか興味が湧きます。
ただ、Wi-Fi機能を搭載しているPC/Macがないと使用できません。長時間の使用は端末や3G回線にも負担が掛かります。しかし、MobileノートやMacBook Airなど小型のノートPCをネット環境がない場所で使用するのには十分な役割を果たしてくれますね。
※現在はリジェクトされ、発売されていません。