redsn0w 0.9.14bを用いたiPhone 3GS ベースバンド 06.15 ダウングレード方法

2012/06/22 20:27

6/18にリリースされたredsn0w 0.9.14b1でiPhone 3G/3GSのベースバンド06.15.00をultrasn0wに対応した最新のベースバンド05.13.04にダウングレードすることができるようになりました。

これにより、今までiPad BBを入れてGPSが機能しなくなっていた問題や、正規ファームウェアのアクチベーションが行われない問題が解決、ultrasn0wによるSIMロック解除が可能となりました。
Dev-Team Blog – 0615 fun

対応デバイス

シリアルナンバーが「xx134」以降のiPhone 3GS(2011年34週以降に製造されたもの)はiPad BB(06.15.00)が入らないので、それ以前のものが対応となります。

ダウングレード方法

Downloadファイル

使用するファームウェア
1.正規ファームウェアをiTunesでInstall

電源を切り、ホームボタンを押しながらDockコネクタを接続するとリカバリーモードになるので、Shift(Option)キーを押しながらダウンロードしたIPSWファイルを選択し復元
2.redsn0w 0.9.14b2を起動し、Extras->Select IPSWをクリック



正規ファームウェアを指定する


旧boot:No 新boot:YES を選択

3.メインメニューに戻りJailbreakをクリック


“はい"でDFUモードを使用する

4.Install Cydia、Install iPad basebandにチェックし次へ


5.DFUモードに入れ作業を完了させる

6.デバイスを立ちあげてCydiaからultrasn0wをInstall

MicroSIM→SIMカード変換アダプタ』などで電波が繋がるか確認する

7.デバイスの電源を切り、再度redsn0wを立ちあげExtras->Select IPSWをクリック

手順3同様、正規ファームウェアを指定する。

8.メインメニューJailbreakからDowngrade from iPad basebandにチェック


Downgrade from iPad basebandのみチェックを入れて次へ

DFUモードに入れ作業を完了させる

設定>一般>情報>モデムファームウェアが「05.13.04」になっていれば成功

ダウングレード後にJBアプリが動かなくなった場合は、CydiaでMobile Substrate、Ultrasn0wをReinstallしてみてください。以上で完了ですが、上記注意点で書いた通りすべてのデバイスで出来るわけではないようなので、今現在で特に問題が無い方はリスクを負ってまで実行しない方が良いかもしれません。
また、ダウングレード出来ないとされているシリアルナンバーで出来たという方は、コメントなど頂ければ幸いです。



追記

本日、いくつかの3GSでiPad BB 06.15からダウングレード出来ない原因が分かったとのこと。

ツイートによると、3GSには3種類のベースバンドチップ(NORフラッシュ)があり、すべてのチップには対応していなかったためダウングレード出来ないものがあったようです。

来週には3つのチップに対応したredsn0wをリリースする予定とのことなので、ダウングレード出来なかった方は期待して待機しておきましょう。また、成功しましたら追記します。




追記 2:redsn0w_win_0.9.14b2にてダウングレード成功しました!

Dev-Team Blog – Baseband Freedom

手順は同じなのでLinkのみ差し替えておきます。

また、今回のアップデートで Extras->Even more->DFU IPSW というものが追加されました。
A4デバイスまでの機能で、ホームボタンなどが壊れていてもDFUモードに移行できる「ENTER_DFU_Restore.ipsw」ファイルを作る機能です。利用方法はiDownloadBlogのビデオが分かりやすいので参考まで。

ただし、動作が不安定なため通常は使用しないほうがいいです。また、CFWを指定したもので作成→復元するとDFUモードから抜け出せなくなり、OFWで復元しないと元に戻らなくなりました。ベースバンドについては、この方法を用いても上がりません。