Jailbreakツールsn0wbreeze 2.9についてまとめ

2012/01/19 21:22


2012/01/17 CFW作成ツール『sn0wbreeze v2.9』がリリースされました。iPhone 4S,iPad 2を除くA4デバイスまでですが、iOS 5.0.1のUntethered Jailbreakが可能となり、ユーザーインターフェイスが変更されiFaithなどの機能が追加されました。
以下に詳細をまとめておきます。

sn0wbreeze v2.9 追加機能

  1. 全てのiOSバージョンをサポート(※一部除く)
  2. GUI(ユーザーインターフェース)を改良
  3. TinyUmbrella/iFaith/redsn0wのSHSHを用いた認証済みIPSWの作成
  4. iOS5.x以降のOTAアップデート通知バッジを無効化
  5. 公式IPSWファイルのダウンロード機能
  6. 復元時に使用するiREBを r5 へアップデート
  7. Custom Packagesの改善
対応デバイス
  • iPhone 3GS
  • iPhone 4
  • iPod touch 3G
  • iPod touch 4G
  • iPad 1(ベースバンドは維持されない)
  • AppleTV 2G
※サポートiOS Ver.
  • iOS 3.1.3
  • iOS 3.2.x
  • iOS 4.0.x
  • iOS 4.1
  • iOS 4.2.1~ 4.2.8
  • iOS 4.3~4.3.3
  • iOS 5.0.1
  • iOS 4.3.4/4.3.5/4.4.x/5.0 は今後対応予定
Source:iH8sn0w: Happy birthday sn0wbreeze!
2012/01/20 追記:
v2.9.1にてiPhone 3GのiPadベースバンドとPAMユーザー認証システム問題を修正

sn0wbreezeを使用した脱獄方法

Download:http://ih8sn0w.com/
Step 1 脱獄する前にiTunesで同期しバックアップを取っておく

Step 2 PCに直接USBでデバイスを接続し、DLしたSn0wbreezeを実行

 

矢印で次へ→「Browse」をクリックし、目的のipswファイルを選択

 

「iOS Firmwares are downloadable here!」からダウンロードする事も可能

3GSの場合、Old-bootrom/New-Bootrom/I don’t know/Detect it for me.と表示される
参考:ブートROMの確認方法

Step 3 作成するCFWを選択

iFaith Mode:認証済みIPSWの作成
Simple Mode:細かい設定無しでCFWを作成
Expert Mode:自分で詳細な設定を行うモード(通常はこちらを選択)
Baseband Preservation Mode:Jailbreakは行わず、ベースバンドのみ維持するCFWを作成

Step 5 Expert Modeを選択し次へ→Generalを選択し各種設定

 

機能詳細

Enable Battery-Percentage:iPod touchでバッテリーの%表示が可能になる
Enable Gestures Menu:マルチタスク用ジェスチャを有効にする(iPadのみ)
Activate The iPhone [Hacktivate]:iPad BBなど認証できないSIMでUnlockする場合に使用(通常はOFF)
Install SSH:OpenSSHをインストール(セキュリティ上OFFのままにしておく)
Root Partition Size:CydiaアプリなどのRoot使用領域を設定

 

Install 06.15.00 iPad baseband:3GSの場合、SIM Unlock可能な06.15.00にアップできる画面が表示される

06.15.00にアップグレードするとGPSが無効になるので注意!

Custom Logos:iPhone 3GS、iPod touch 3Gでブートロゴ等の変更ができる

 

Custom Apps:事前に.debファイルを登録してIPSWファイルを作成できる
(リポジトリは現在のところ上手く登録できない)

設定が終わったら「Build IPSW」にチェックを入れて矢印をクリックしCFWを作成

 

しばらくすると「Done!」と表示されるので「OK」をクリック
(pod2gへの寄付をするか聞かれるので、お好みで選択)
デスクトップ上に「sn0wbreeze_デバイス名-バージョン.ipsw」ファイルが作成される
Step 6 Pwned DFUモードへ入れる

 

デバイスの電源をOFFにして「Start」→5秒前からカウントダウンされる

 

パワー、ホームボタンを10秒間押し続ける→パワーボタンを離しホームボタンを押し続ける

成功するとダイアログが表示され、ホーム画面が暗いままとなる
Step 7 「OK」をクリックし、iTunesを立ち上げて復元作業を行う

「リカバリーモードのiPhoneが見つかりました。」と表示されるので「OK」

「Shiftキー(Macの場合Optionキー)」を押したまま「復元」をクリック
デスクトップに作成されたIPSWファイルを選択→復元作業が始まるので、しばらく待つ。

Step 8 バックアップからの復元

復元が終わるとバックアップから復元の表示になるため「続ける」でデータが復元される
(テスト的に使用する場合、そのままiTunesを終了する)

アクティベーション後、ホーム画面にCydiaのアイコンが作成されていればJailbreak完了です!

iPhone 4S / iPad 2の脱獄状況

気になるA5チップデバイスのJailbreakですが、順調に作業が進んでいるようです。
  • pod2gがiPad 2 iOS 5.0.1のUntethered Jailbreakに成功している写真を掲載

  • A5デバイスの脱獄に協力しているplanetbeingが4S/iPad 2でIntelliScreenXの動作を確認
また、@MuscleNerd によるとiOS 5.0にも対応させる予定であるとツイートしています。

iPhone 4Sについては、5.0.1にするとベースバンドが上がってしまうため、SIMアンロックを期待して5.0で待機している方には朗報です!A5デバイスの脱獄が可能になり次第、また紹介致します。