【転生】iPhone 3G iPad BBダウングレードとWhited00rでiOS6ライクへ
2008年7月11日、世界22カ国でリリースされたiPhone 3Gですが、5年経った現在というか昨夜、新たなデバイスとして生まれ変わりました。
...大げさに言い過ぎた感がありました。Contents
経緯
先日、自分で作ったTweakのUIRotationを何となく機能追加してUpdateしたんですが、v1.1-1からiPod touch 2GのiOS 4.2.1で動かない(設定を開いてもエラーとなる)と海外よりお便りをいただきました。テスト機の3GS、4、4S、5と問題なく動いてたので「よくわからんなぁ…」と悩んでいたところ、ふと机の隅を見てみたら、埃の被ったiPhone 3Gが居たわけです。余談になりますが黒8GB iOS 3.1.2と白16GB 3.1.3のつがいです。
黒の方は分解してボロボロだったので、「試しに4.2.1にしてテストしてみるか」と思い立ったのが良かったのか、悪かったのか、見事に再現しました!
原因は新しいバージョンのiOS SDK(開発するやつ)にしてると、古いデバイスで上手く読み込まないものがコンパイルされるみたいで、iOS 6.1のSDKを使わないでビルドすると問題なく起動するといった感じです。
※armv6とarmv7の違い
それで解決したので、間違って上げてしまったベースバンドとOSを元に戻そうとしたら、徹夜するくらいの勢いでハマったので、その辺のポイントを紹介しようかなと思います。
iPhone 3Gなどの古いデバイスをiOS6のようにする Whited00r 6
Whited00r Upgrade Unlock Jailbreak iPhone 2G/3G iPod Touch 1G/2G
目標はこれです。中身がiOS 3.1.3なんですが、iOS6の機能を盛り込んだようにするCFW(カスタムファームウェア)です。Siriとか使えたりして、かなりのクオリティになっています。
順に説明していきます。
ベースバンドのダウングレード
まず、一番手こずったのがこちらです。当初、「redsn0w0.9.15b3でiPad BB入れてダウングレードすればいけるんちゃうん?」と高をくくっていたのが間違いでした。詳しい内容はこちらを見てください。
Link:redsn0w 0.9.14bを用いたiPhone 3GS ベースバンド 06.15 ダウングレード方法
ベースバンドのダウングレードについては、FuzzyBandやブートローダーの違いなど、マニアックな話になるので、簡単に手順だけサラっと説明します。
redsn0wは全てプロパティから「Windows XP SP3互換モード」「管理者として実行」にチェックしておきます。
(作業はすべてWindowsで行ったので、Macの場合ですと使用するものに違いがあります)
必要なもの
-
SIMカードが無い場合
- iPhone1,2_3.1.2_7D11_Restore.ipsw
- redsn0w 0.9.4 – Jailbreak Download Center こちらからDL
- iPhone3G_Unlocked_WD6.zip
- iPhone3G_Normal_WD6.zip
- redsn0w 0.9.15b3
- iREB-r7.zip
- iPhone1,2_4.0.2_8A400_Restore.ipsw
- TinyUmbrella
SHSHがあったら必要なもの
参考:iPhone,iPad,iPod touch,AppleTV iOS Firmware IPSW ダイレクトリンク|ベースバンド SIMアンロック対応一覧
1.iPhone3G_Unlocked_WD6.zipを解凍して、iPhone3G_Unlocked_WD6.ipswを取り出します
iREB-r7を使ってiPhone 3GをDFUモードに入れます。
iTunesを起動して、Shiftキーを押しながら「iPhone3G_Unlocked_WD6.ipsw」を開き復元します。
2.iPad BB(ファームウェアが06.15.00)になったら、redsn0w 0.9.15b3でベースバンドのダウングレード
空っぽになる場合もあります。
その場合は無視して次へ。
3.SHSHがある場合、iOS 4.0.2で復元
iREBを使ってDFUモードに入れ、TinyUmbrellaのTSS Serverを起動します。
iTunesを起動して、Shiftキーを押しながら「iPhone1,2_4.0.2_8A400_Restore.ipsw」を開き復元します。
完了後、TSS Serverを止めます。
無い場合、次に進みます。
4.iPhone3G_Normal_WD6.zipを解凍して、iPhone3G_Normal_WD6.ipswを取り出します
iREB-r7を使ってiPhone 3GをDFUモードに入れます。
iTunesを起動して、Shiftキーを押しながら「iPhone3G_Normal_WD6.ipsw」を開き復元します。
5.アクティベーションを行う
SIMが入っている場合、完了するとアクティベーションが行われますが、入っていない場合、アクティベーションを回避する必要があります。
redsn0w 0.9.4を起動して、「iPhone1,2_3.1.2_7D11_Restore.ipsw」を指定します。
Nextで次に進み、チェックを空のままDFUモードに入れます。
完了すると、アクティベーションが回避され、ホーム画面を開くことが出来るようになります。以上で作業は終わりです!
Whited00rで蘇ったiPhone 3G
こんな感じで、壁紙からアイコン、フォルダ、App Storeみたいなのなど、とてもiOS 3.1.3とは思えない姿に生まれ変わりました!ヽ(=´▽`=)ノ
ベースバンドを確認してみましょう。
05.13.04で、ultrasn0wをインストールすればSIMフリーになります!
バージョンも3.1.3なので軽いですよ。
「App Market」を開いてみましょう。
App Storeです。ほぼ対応しているアプリはありません。
スワイプすると、Time Machineというのが出てきます。
ここで、対応アプリをインストールできます(後述)
さらにスワイプすると、Cydiaが出てきます。
ここから、JBアプリをインストールしてください。
先ほどのTime Machineは、こんな感じになっています。
なんか適当に選んで、OK押せばダウンロードされてインストールされます。
ここで注意して欲しいのが、バックグラウンド対応してないので、ホームに戻るとダウンロードされません(途中でも元に戻りません)
いろいろ入れてみましたが、動いたり動かなかったりします。
といった感じで、ぼくは満足しました!もしiPhone 3Gを持ってらっしゃるなら、試してみると面白いかと思います。