【iPhone/iPad】iOS 7の「Artwork.car」ファイルを展開する方法
iOS 6までは「[email protected]」というファイルがiPhoneやiPadのUI画像を構築していたのですが、iOS 7になってから「UIKit_NewArtwork.car」や「UIKit_OriginalArtwork.car」という「.car」という拡張子の圧縮ファイルになりました。
今回は、その「.car」ファイルを展開する方法を紹介いたします。
Contents
「.car」ファイル展開に必要なもの
- Mac OSX 10.8.5以降
- Xcode 5以降
iOS-Artwork-Extractorを使用する方法
1.以下のファイルをダウロードLink:0xced/iOS-Artwork-Extractor
右側にある「Download ZIP」をクリックでダウロード出来ます。
2.「iOS Artwork Extractor.xcodeproj」を開く
3.Xcodeが起動するので左上の三角マークをクリック
4.iOSシミュレータが起動し、以下の様な画面になります。
5.Save Allをクリックするとデスクトップに画像が保存されます。
6.中身を見てみると色々なフレームワークの画像が抽出されていることがわかります。
cartoolを使用する方法
1.以下のプロジェクトを使用しますLink:steventroughtonsmith/cartool
2.「cartool.xcodeproj」を開き、Xcodeで同様の手順でビルドします。
ビルドしたもの:catool.zip
3.iPhoneなどから「UIKit_NewArtwork.car」と「UIKit_OriginalArtwork.car」をMacに転送
場所:/System/Library/Frameworks/UIKit.framework
iFunBoxやiFileで抽出
4.ターミナルを起動し、以下のように実行
./cartool [.carファイル] [展開するディレクトリ]
展開完了!!
注意点として、展開先のディレクトリを事前に作っておくこと
(Desktopなどに展開すると大変なことになります)
デモンストレーションVideo
という訳で、iOSに含まれている「.car」ファイルを展開することが可能です。
それを再構築する方法は今のところありませんが、WinterBoardが新しくなったらiPhoneの見た目も自分好みに変えることができるかもしれません。
それまでテーマ職人さんは、画像ファイルとにらめっこしてみるのもいいかと思います。でわでわ!