macOS Sierra Public BetaをWindows上のVMwareにインストールする方法

WWDC2016で発表された次期macOS 10.12 SierraのPublic BetaをWindows上のVMwareにインストールしてみたので紹介いたします。
Contents
必要なもの / 環境
- インテル バーチャライゼーション・テクノロジーに対応したCPU
- Mac本体もしくはVMwareで作成したOS X 10.10以降の環境
Windows上のVmwareにMac OS X Yosemiteをインストール
- VMware-workstation-10.0.2-1744117.exe.tar
7zなどで解凍(実際に使用するのはPlayerのみでOK) - unlock-all-v130.zip:VMware Unlocker for OS X – InsanelyMac Forum
(会員登録が必要なためLinkを後述) - unlocker207.zip – InsanelyMac Forum (会員登録が必要なためLinkを後述)
- macOS Sierra Public Beta 上記YosemiteなどでPublic betaプログラムに登録してダウンロード
VMwareをMac OS Xに対応させる
「VMware Workstation」をインストール後、「unlock-all-v130」にてWindowsでもMac OS Xを認識させるようにします。Link:unlock-all-v130.zip
展開後:
unlock-all-v130->windows->install.cmdを右クリックから管理者として実行
以上で完了です。
macOS Sierra Public Betaのインストールディスクを作成

1.こちらのページから「お使いのMacを登録」をクリック

2.「コードを使う」をクリックするとMac App Storeが立ち上がるのでダウンロード

3.ダウンロードが完了するとmacOS Sierraのインストールappが立ち上がるので「⌘+q」で閉じる

4.インストール済みの「OS X 10.10 Yosemite」の仮想マシン設定の編集を開く>ハードディスク(VMDK)ファイルを追加
ハードウェアタブ>追加>ハードディスク>仮想ディスクの新規作成>SATAディスク最大サイズを8GB以上、仮想ディスクを単一のファイルとして格納

名前を「macOS Sierra 10.12.vmdk」にしておきます。
5.OS Xを起動し追加したディスクを初期化
パーティションタブを選択
ボリュームの方式:1 パーティション
オプション:GUID パーティションマップ
名前:Sierra サイズ:8GB
フォーマット:Mac OS 拡張(ジャーナリング)
6.インストール用Bootディスクの作成
1)作成した新規ディスクに下記コマンドでインストールDiskを作成
sudo /Applications/Install\ macOS\ Sierra\ Public\ Beta.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/Sierra --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ Sierra\ Public\ Beta.app --nointeraction2)完了後、右クリックで作成したディスクを取り外しシャットダウンします。
以上でインストールディスクの完成です。
macOS Serriaのセットアップ
1)VMwareを立ち上げて「新規仮想マシンの作成」をクリック2)「後で OSをインストール」を選択する
3)ゲスト OSを「Apple Mac OS X」の「Mac OS X 10.9」にする
4)名前を「macOS Sierra Beta」にする(任意)

5)仮想ディスクを単一ファイルとして格納(容量は任意)
6)完了後、Yosemiteで追加したハードディスクをVMwareの設定から削除
7)一度VMwareを終了させ、Yosemiteの入っているフォルダから「macOS Sierra 10.12.vmdk」を「macOS Sierra Beta」フォルダに移動
8)「macOS Sierra Beta.vmx」をテキストエディタで開き、以下の項目を追加、保存
keyboard.vusb.enable = "TRUE"9)仮想マシン設定の編集から、既存のハードディスクとして「macOS Sierra 10.12.vmdk」を追加
keyboard.vusb.idVendor = "0x0000"
keyboard.vusb.idProduct = "0x0000"
10)詳細をクリックして、「macOS Sierra 10.12.vmdk」が SATA 0:0になるように編集

macOS Serriaのインストール
1)「macOS Sierra Beta」を選択「仮想マシンの再生」をクリック2)立ち上がったら日本語を選択し、ディスクユーティリティを開く

3)先頭にフォーマットされていないディスクがあるので「消去」

名前を「Macintosh」にする(任意)
4)ディスクユーティリティを閉じ、「Install macOS」を選択

5)作成した「Macintosh」を選択してインストール

あとは、何度か再起動されインストール完了となります。
インストール後の設定
1.初期設定を行う
完了後、キーボード設定アシスタントでキーボードを設定
2.VMware Toolsのインストール
unlocker207.zipをダウンロード
CD/DVD(IDE)の項目からISOイメージファイルを設定
unlocker207->tools->darwin.isoを読み込ませ、VMware Toolsをインストール
インストール後、再起動するとディスプレイのサイズやドラッグ&ドロップなどが出来るようになります。
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