iPhoneやiPadのアプリをAppStoreで一括アップデートできない場合の暫定的な対処方法

iPhoneやiPadでApp Storeにアップデートバッジが付いたので、アップデートしようとApp Storeアプリを開いたものの、「すべてをアップデート」がグレーアウトして押せないという症状が一部で起きています。
この問題、Jailbreakは関係していないようで、自分のiPhone 6 Plus (iOS 8.1 beta2)でも発生していました。そこで、暫定的な処置として一括アップデート出来るようにする方法を紹介いたします。
※はじめに電源を落として再起動しても出来ない場合のみ試してください。
iTunesでバックアップを取る

デバイスをPCに接続して、iTunesを起動→バックアップの項目を「このコンピュータ」にして「今すぐバックアップ」

古いデータを復元する場合、「Shift(Macの場合Option)」を押しながら「バックアップを復元」で元に戻せます。
何か問題があった場合は、このようにデータを元して下さい。
脱獄してる場合

このように、右上の「Update All(すべてをアップデート)」がグレーになっていて押すことが出来ません。
その場合、一つ一つ個別のページに行ってアップデートするか、「設定」→「iTunes & App Store」→「自動ダウンロード」の「アップデート」をONにするという方法で回避出来ます。
「そんなんめんどい!一括でアップデートしたいんじゃあ!!」
という方もいらっしゃるかと思います。
「iFunBox」を使用します。

「ユーザー・アプリケーション」からアップデートしたいアプリを開きます。

「iTunesMetadata.plist」を消します。

右上の「Update All」が有効になりました!
(消したアプリはクラウドマークになってます)
ポチッと押すとそのアプリがアップデートされます。
「一個ずつ消すのめんどいんじゃあ!!」
という方もいらっしゃるかと思います。
↓これをコピペする
find /var/mobile/Applications/*/ -name iTunesMetadata.plist -exec rm {} \;1)Mobile Terminalを立ち上げて「i」ボタンをタップ

2)Shortcut Menuを選択

3)右上の「+」をタップ

4)名前を適当に付けて、さっきのコマンドをコピペ

5)「su」でrootになってから「青矢印」→さっきのコマンドをタップ

6)returnを押して完了

これで、ユーザー・アプリケーション(/var/mobile/Applications)内の「iTunesMetadata.plist」が全部消えます。
※SSHでやった方が早いです。
7)App Storeを開いて「すべてをアップデート」をポチッと凸

8)アプデが開始されます。

ただし、App Store自体がおかしいので「アップデート」という文字は消えません。押すとそのアプリが起動します。

この場合ですと、Apple側で対策してくれないと表示は変わらないので様子見といったところですね…。(画像はiPhone 4 iOS 7.0.6 脱獄デバイスでした)
脱獄してない場合
同じく「iFunBox」を使用します。
こちらは殆ど使用していないiPhone 6 Plus iOS 8.1b2のSSです。同じように「すべてをアップデート」がグレーになっていて押せません。
1)iFunBoxでユーザー・アプリケーションを開く

ターゲットはこいつです。
2)メモ帳で「.com.apple.mobile_container_manager.metadata.plist」という名前で空のファイルを作成します。

3)それを目的のアプリのとこにドラッグ&ドロップ

4)App Storeを開くと「すべてをアップデート」が有効になりました!

5)こちらの場合は「開く」という表示に変わります。

以上で「暫定的な対処方法」の説明は終わりです。
早く元に戻ればいいですよね。それではまた~!