OTADisabler – yaluXを使ったiOS 10の脱獄でOTA機能と設定のバッジを削除

2017/01/14 13:40

2016年12月にリリースされたiOS 10.1.1脱獄ツールのyaluX betaですが、iOSを自動的にアップデートするOTA機能は無効にされていません。

そのままですと設定アプリにバッジが付き、誤ってiOS 10.2などにアップデートされる可能性もあります。

そこで、OTA機能を無効にして、設定アプリについたバッジも消すTweakを作成しました。

はじめに

すでにiOS 10.2のOTAデータがダウンロードされている場合、設定アプリから削除してください。


設定→一般→ストレージとiCloudの使用状況→ストレージを管理→iOS 10.2




evasi0n7やPanguを使った脱獄では、自動的にOTA(ソフトウェアアップデート)デーモンを無効にします。
  • /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.mobile.softwareupdated.plist
  • /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.softwareupdateservicesd.plist
この2つのplistをリネームしてデーモンを無効化します。
(適用するにはRebootが必要です)

OTADisablerでも同様に2つのファイルをリネーム(末尾に.bak)します。

Removeすると元に戻します。




設定アプリに付いたバッジの消し方


こちらの方法をインストール時に行います。

ただし、バッジが残る場合があったので、Cydia Substrateで強制的にバッジを消すようにしています。
yaluX beta3の場合、不具合が起きないようにCydia Substrateを無効にしていますが、Substrate Fix (iOS 10)もしくは以下のコマンドで有効にできます。
(Substrate FixはLuca氏や多くの人が推奨していません)
/etc/rc.d/substrate; killall -9 SpringBoard
SSHやターミナルで実行すると有効にできます。

もっと簡単に行いたい場合、コマンドを保存しておきます。

echo "/etc/rc.d/substrate; killall -9 SpringBoard" > /bin/fix
chmod +x /bin/fix
これでMTerminalなどでrootになった時、「fix」と入力するだけで有効になります。

インストール方法

https://cydia.ichitaso.com


こちらのRepoからインストールできます。
BigBossに提出しましたが、iOS 10の脱獄が安定版になるまで受け付けないとのことでした。




同様の機能を持つiCleaner Proもありますが、変更してはいけないところまで触ってしまう恐れがあるのと、mikotoでも同じようにOTAの項目を設定から消しますが、Cydia Substrateが必須になります。
tvOSのベータProfileをインストールする方法もありますが、ホーム画面にFeedbackアプリが表示されます。使わないので邪魔以外何のものでもありません。

ベータが長く続いていますが、誤って脱獄環境を失わないように作成しました。

安定版のリリースが来ることを願っています。

追記:Home Depotによる32bitの脱獄でiOS 9.1から9.4がリリースされたため、8.4.1からインストールできるようにしました。また、iOS 10.2はyalu102により無効にされるため利用しなくても大丈夫です。
(設定に付いたバッジは消せます)