Panguより英語版のiOS 9.3.3対応脱獄用アプリがリリース

2016/07/29 23:17

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2016/07/29 Panguより英語版のiOS 9.2 – 9.3.3対応の脱獄用アプリがリリースされました。基本的には前に紹介した「PP助手」での脱獄と同じです。

今回は、Panguアプリを使用した脱獄方法を紹介いたします。


2016/08/04 追記
以前の方法は7日毎に同じことをする必要がありましたが、アップデートされ2017/04/27までの署名に変更出来るようになりました。

iOS 9.2 – 9.3.3を脱獄できるiOSデバイス

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  • iPhone
    (iPhone SE, iPhone 6s Plus, iPhone 6s, iPhone 6 Plus, iPhone 6, iPhone 5s)
  • iPad
    (iPad Pro, iPad Pro 9.7″, iPad Air 2, iPad Air, iPad mini 4, iPad mini 3, iPad mini 2)
  • iPod touch
    (iPod touch 6G)
64bitのCPUを使ったiOS 9.3.3まで搭載デバイスで脱獄が可能です。
また、iOS 9.2/9.2.1のデバイスも脱獄可能となっています。

32bitのiPhone、iPad、iPod touchは対応していません。
  • iPhone
    (iPhone 5c, iPhone 5, iPhone 4s)
  • iPad
    (iPad 4, iPad 3, iPad 2, iPad mini)
  • iPod touch
    (iPod touch 5G)

ダウンロードリンク


直リンク:http://dl.pangu.25pp.com/jb/NvwaStone_1.1.ipa

Cydia ImpactorでのiOS 9.3.3脱獄方法

1.iTunesにてPCへデバイスのデータをバックアップ

2.最新のiOS 9.3.3へアップデート
OTAアップデートされている場合、iTunesでIPSWファイルから復元

iPhone,iPad,iPod touch iOS Firmware IPSW ダイレクトリンク

3.パスコード、iPhoneを探す、自動ロックをオフで初期設定を行う
脱獄に失敗しないように、新しいiPhoneで行うのがベターです。

4.Cydia Impactorをインストールする

こちらのページから
それぞれ自分の使用しているOSにあったものをダウンロードして下さい。

5.PCにiOSデバイスを接続する
「Cydia Impactor」を使うために、Apple IDが必要です。
事前に捨てアカウントなどを取得しておきましょう。

6.Impactor_0.9.26.zipを展開
※Windows記事公開時のバージョン

7.Impactorアプリを起動
展開したフォルダに「Impactor.exe (appなど)」があるので、起動します。
8.NvwaStone_1.1.ipaを「Impactor」へドラッグ
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「OK」をクリック

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Apple IDを入力
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パスワードを入力

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上手くいくと自動的に「Pangu」がiPhoneにインストールされます。

9.Panguの署名を信頼
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「設定」→「一般」→「デバイス管理」に自分のApple IDのメールアドレスが表示されているので、「"Apple ID"を信頼」をタップ
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アラートが表示されるので「信頼」をタップ

10.Panguアプリを開く
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署名を信頼したので、Panguアプリを開く事が出来るようになりました。

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アプリをタップして開くと通知の送信許可を求められるので、「OK」をタップ

2016/08/04 追記
通常ですと署名が7日間で無効になり、再度Cydia Impactorでインストールする必要がありましたが、PP助手と同じ「Beijing~」のエンタープライズ向け署名に出来るようになりました。


11.PanguアプリでJailbreakする
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「START」をタップして、2~3秒ほど待ってスリープボタンでロックして、再度スリープボタンなどでロック解除します。

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ロック画面に「Pangu」の通知が出るので、右にスワイプして開きます。

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この画面で数分待つと、自動的にリスプリングされます。

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ホーム画面にCydiaが現れたら成功です。

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起動して問題なければOK

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再起動した場合の手順

再起動した場合、Cydiaやデフォルトで/Applicationsディレクトリに入っていないアプリやCydia Substrateが起動しなくなります。つまり、再起動すると脱獄状態ではなくなるので、Tweakなどは動きません。
1.Panguアプリを開く
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「START」をタップして、2~3秒ほど待ってスリープボタンでロック。

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ロック画面に「Pangu」の通知が出た後、自動的にリスプリングされ元の脱獄された状態に戻ります。


脱獄後に位置情報がONにできなくなる場合

Modmyi(デフォルトRepo)より「libLocation」をインストールするか、「設定」→「一般」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」を行ってみてください。

システム領域が足りない場合

今回の場合、以前までの脱獄と違い、/var/stash/xxx ディレクトリにシステムファイルが移動されません。そのため、システム領域に多くのファイルが入ってしまい、新たに何かインストールできなくなる問題があります。

そのような問題を解決するため、ユーザー領域にシンボリックリンクでシステムファイルを移動させる「Stashing for iOS 9.2 – 9.3.3」というものがあります。

http://coolstar.org/publicrepo

↑こちらをタップして、CoolStarさんのRepoを追加
「Stashing for iOS 9.2 – 9.3.3」をインストールするとシステムファイルをユーザー試用領域に移動させるためシステム領域の容量に余裕ができます。

注意点として、/Applications にインストールされる脱獄アプリをインストールした場合、自動的に移動はされず、「Stashing for iOS 9.2 – 9.3.3」を再インストールした時に移動されるようになっています。

注意点

この方法では、Panguアプリが7日間しか利用できません。

7日間経ったら、再度「Cydia Impactor」で署名を新たにする必要があります。

通常のアプリは普通に利用できます。

PP助手を使った脱獄」の場合、最初に自分のApple IDとパスワードを入力するのは変わりませんが、その後エンタープライズ向けの署名に変わるので長く使えます。
ただし、PP助手はPCに不要なレジストリや設定を残すので、一長一短といったところです。この方法で自動的にエンタープライズ向けの署名に変わればいいのですが、今後のアップデート待ちですね。

2016/08/04 追記:エンタープライズ向けの署名に出来るようになりました。
現状では「PP助手」を使った脱獄の方がお勧めです。

もちろん、脱獄は自己責任なので、ご注意下さい。